こんな状況で今一体誰が私の心の支えになってくれよう?


耐えられない…


だから私は本当に頭が可笑しくなりそうな程に考えた。


今私の心の支えになってくれるもの。


それは…


それはもう私自身より他はいない。


でも今の私なんかじゃ…


だから、決して掛葉のようになりたいとか、掛葉が羨ましいとかじゃなくて、


だけど私も…


何でもいいから私も変わりたかった。


しかしそう思えば思う程時間と共に焦りだけが私の頭のに溜まっていき、寝ても覚めてもそれが私の頭から離れてくれない。


私は悪女なのだろうか?


そんな事は思ってはいないが、心の中で小さく呟く。


しかし親に酷く反抗するばかり。


それを解消する一番簡単な方法はだと私は思ったからだ。


しかしそれは、気付けば解消されるどころか更に焦りは溜まっていく。


既に手遅れになっていた…


私は悪女だった…


思いたくなくとも仕方のないこと。


だが私は自分を悪女でないと思いたくなかった。


私が原因で家庭はどんどん崩れていくのかと思えば、そうでもなかった。


私はこう解釈した。


掛葉の為だろう。


既に虐めは無くなっていた。


それは私の為でもある事はわかっている。


それでも私は掛葉を完全に邪険の目で見る様になってしまっていた。


そして



到頭一人…