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あ、自己紹介まだだったね!








私、日比野麗華







艶のある黒髪が特徴的








皆は私を美人で可愛いって言うけど、自分じゃよく分からない
そして高1








「もう碧ったらぁ〜」

「あ?」

「私の事好きなのよね_?」

「あたりめーだろ」

長い廊下を歩いていると、男女2人の会話が耳に入ってきた








どうやら、廊下でイチャイチャしているらしい








て言うか、朝からイチャイチャなんてどこのバカップルよ…






「ん?誰かいる!」









そう言って私を指差す女







「あ、邪魔する気とかないんで」






私はそれだけ言い、横を通り過ぎようとした…が_







「おい、待てよ」







男が私の腕を掴んできた







これはこれは整った顔立ちで…







「な…なんでしょうか…??」







つい、狼狽えて聞いてしまった







「お前_「碧、この子と知り合いぃ〜?」







男が何か言いかけていたけど、見事に女の声と被ってしまった








「ちょっとお前あっち言ってろ」






そう女に言い放つ男







「え…?」







もちろん女は唖然とするわけで…








私も目を見開いてしまった








「いいからいけって言ってんだよ!!」






次は冷たく言い放った







「わ…分かったわよッ」






女は焦りながらその場を去って行った