「で、補習?」
私がそう聞くと徳ちゃんは、
「んなわけないだろ、単位やるんだからそれだけのことしてもらわないと。」
そういって白衣を脱ぎだした。

私の頭の上に??が浮かんでのか、
徳ちゃんは続けて
「実験だけど白衣は邪魔だ」と言って自分の机の上に放り投げ、生物室から試験管を数本持ってきて生物準備室のカーテンと鍵を閉めた。

さすがにおかしい。

そう思った私は、
徳ちゃんに向かって「なに?」と聞いた。

「なに?って実験だよ。昨日やっと完成したんだ。」と答えた徳ちゃんは、
「2人の時は悠って呼べよ」といって私を押し倒した。