ゴールデンウィーク明けで久しぶりの授業は永遠に続く時間のように感じた。


時計を何度も確認する。
時計の針の動くスピードがゆっくりになって行くような気がする。

4時間目の
授業が終わった時には思わずため息が出た。


「ゆずな。ご飯食べてから行くの?」


いつの間にかあたしの席の周りに弁当箱を持った二人の姿があった。


「うん。だってお腹減ったし」


あたし達は
適当に周りにあるイスと机を借りて3人でご飯を食べた。


アヤカのお弁当を相変わらず美味しそうだった。



「ねーアヤカも来る?」

弁当箱をしまいながらミユが言った。


「別にいいよ~。実はスゴい気になってたし。でも私が行っても大丈夫なの?」


その質問にはあたしがミユの代わりに答えた。


「大丈夫だよ。3人で行こっ」