私と正樹さんの出会いは1年前。



今は高校1年生だから、その時は中学3年生。





『紗佑。
勝手で悪いけど、家庭教師を呼ばせてもらったわ。』


突然、お母さんの言った話しを聞いて唖然とする私。



だって、私は塾には行ってないけど成績はそこそことれている。


この間の三者面談の時にはこのままだったら志望高は大丈夫だって言われたのにっ!!




『どうして?!
私は絶対にイヤだからね!』



当時の私はあまり人とは関わりたくなく、正直面倒だった。


しばらく言い合いをしていたのだが、お母さんは言い出したら意地でもやり通す人なので仕方なくおれた。