こいつ・・・・・・。



人がその事で悩んでいるのがわかんないのか!





「そうだけど。悪い??
多分あんたは失恋した人の気持ちなんてわかんないよね!」



あまりにも空気の読めない奴なので嫌みぽっく言ってみた。


多分、喧嘩になるかなぁっと思っていた私は威嚇をしていた。

・・・・・・のに、返ってきた言葉は意外な言葉だった。



「俺だって・・・・・・。
今、好きな人に失恋しているぜ。」


一瞬見せた悲しい表情に、私は胸が痛んだ。




あんな事言わなきゃ良かった・・・・・・。