『ね、颯太。明後日テストだけど、知ってるよね?』
『へ?』



あ、知らなかった。


ププッ颯太っぽいなぁ。


『今日、勉強教えるよ。』


『まじ?やったぁ!サンキュー!』


ニカッと笑う。


あぁ。やっぱり好きだなぁ。


―でも、こんな私じゃつりあわない。


だって私は―。


『見ってぇ!あの子、ちょー地味なんですけどぉ!』
『うっわ!眼鏡におさげ!昭和女子かよ!』



そう。


私はちょー地味のダサ女なんです。


理由は、まだ教えないっ!!



まぁ、想像はつくよね?




『あーあ。千聖の素顔見たらびっくりするだろーなぁ。』
『ふふ、そーだね。』



『見てみて!新しいベリブル買った!?LaLaが今回モデルなんだよ!!』
『うっそ!!やば、買ってない!』


颯太が苦笑いする。
『噂をすれば、だな』

続けて私も。
『本当だね。』


もうわかった?



そう。




私は今ちょー人気のモデル、LaLaなんです!