拝啓。大切な人へ。

そっちではいかがお過ごしでしょうか。
こっちは元気にやっています。

あの後何度も、死んで、君の元へ行くことばかりを考えていました。
君がいなければ今の俺はいない訳だし、
君がいなければ俺は生きていけないと考えていたからです。

でも、その度にあの時の君が出てきて、優馬ならやっていけると言ってくれます。
君は、俺がそっちに行くことより、こっちで元気に過ごすことを望んでくれているのですね。

大丈夫。俺頑張るから。
次、面と向かって会う時には、かなりの年の差になっていると思いますが、また仲良くしてください。こっちから、土産話をたくさん持って行きます。楽しみにしてて。

最後に。最期まで伝えられなくてごめん。

ずっと大好きでした。


敬具。

宮野優馬