「席替えの結果はこうだ。席、移動させろー。」
先生が結果を黒板に書く。

思わずうつむいてしまった。
まじか...。

まさかの、隣の席は宮野だったのだ。

これは...すごく気まずくなりそうだ。


これはもう...気まずいレベルではない。
学校行くのが嫌になりそうだ。

仲のいい友達に、席近いね!って言われた気がしたけれど、いまは絶望でそれどころではない。

とりあえず机を運んだが、このクラスは机をつけなければいけない。


ガタンっ!

優「あっ!っごめん...」

自分「うん...大丈夫。」

なんでぶつかってきたんだろう?
あたしがどんなにひどいことをしてしまったのかわかっているのだろうか。
それとも、いっつもいじめられてるからもうへっちゃらなの?
そうなんだとしたら...
心が麻痺してしまっている。
そんなのおかしい。



助けてあげたい。
守ってあげたい。


宮野にとっては迷惑かもしれないけど、守りたい。
このとき、強くそう思った。


謝らなきゃ...!

そう思って、休み時間に話しかけようと試みたけどだめで、あっという間に給食。