こんなに緊張したの久々かもしんねーな…。

葵「この前はごめんっ!」

深く頭を下げている。

俺「ちょっ...!なんだよ急にっ...」

葵「この前、あたし、ひどいこと言っちゃったでしょ...?」

俺「あ...あぁ...。あのこと...」

葵「すごい言い訳みたいになっちゃうんだけど、ああいうしかなくt...」
俺「べつにいいよ!そんな気にしてなかったし!」

俺は嘘をついた。
本当はすごく気にしてた。

葵「嘘つかないで...!嘘つかないでほしいの...!お願いだから、本当のことを言って!」

こんなに必死な向日は初めて見た。
なんで嘘だって分かったんだろう?

俺「わかった。本当のことを言うと、気にしてなかった訳じゃない。でも、こうやってまた、向日と話せてよかった。」

本当の気持ちを素直に伝えた。
言った後に、余計なことまで言ってしまったことに気づいた。
顔があつい!どうした、俺っ!

葵「...ふっ...ふははははは...やっぱ宮野って面白いねww」

面白い...だと?

葵「顔が赤いよ?www」
俺「あ!ごめん...!」

葵「ううん!ってかなんで謝るの?ww」

俺「あ...何となく...ww」