授業が終わった。
向日は相変わらす楽しそうに友達としゃべっている。
俺には友達なんて...

「おいお前、俺らの事ハメたのかよ」

いつも俺をいじめてくる奴らがすごい剣幕で話しかけてきた。
俺「別にそういう訳じゃ...」

「どうせお前があいつに前から助けを求めておいたんだろ」

俺「そんなわけないだろ!俺、あいつの存在、さっき思いだしたんだから...」
本当の事だ。さっき思い出した。

「絶対こいつ嘘だぜ?さっきも向日のことずっとみてたし!」
「そうだよな!怪しくね?」
俺「違うから!!!」


あーあ...ちがうはずなのに、自分で言ってて傷つく...
...ん?『傷つく』?

俺「わあああああ!!ちがぁぁあう!」




シーーーーーン...。




「急にどうした...?」「あいつ、ついにキチったかww...?」
「やっぱさっきの当たってたんじゃね...?」

教室中からひそひそ声が聞こえる。
例のあの人は...引いてるみたい...
顔が引きつっている。


次の瞬間、近くにいる友達に話しかけた。


なんと...