だけど調味料だけはやたらめったらあったから、味つけは何とかなった。

何に使うのかもよくわからない外国の調味料もあったよ…。

一体、どこから仕入れたのかしら?

心の中でただひたすらツッコミを入れているあたしに気づいていないと言うように、2人は箸を持った。

ベーコンとたまごの炒め物が、2人の口に運ばれる。

「――美味い…」

「ベーコンとたまごでこれ?

すげーな、魔法か?」

フツーにできますよ。

魔法なんて使えませんから。

2人はベーコンとたまごの炒め物を完食した。

よかった…。

口にあわなかったらどうしようかと思ってた…。