まだいたのね…。

呆れて何も言えないあたしに、
「1つ言っていいかな?」

星ボンさんが生形さんの前に出た。

「えっとぉ、何ですかぁ?」

生形さんは不思議そうに首を傾げた。

「ノゾミちゃんの許可が下りていないのに、勝手に写真を撮るのはよくないと思うよ?」

星ボンさんが生形さんに言った。

「ええ~っ、いいじゃないですかぁ」

ダダをこねるように返した生形さんに、
「あのさ、盗撮の意味わかってんの?」

聞き覚えのある声に視線を向けると、
「上野さん…と、安部さん…」

上野さんと安部さんがいた。