スーパーマーケットでの買い物を終え、家へ向かおうとしていたら、
「希望ちゃ~ん♪」

…まだそこにいたのね、生形さん。

と言うか、あたしが出てくるのを待っていたのね。

「あっ、ノゾミちゃん」

その声に視線を向けると、
「星ボンさん」

星ボンさんだった。

あたしは星ボンさんに歩み寄った。

「あの子がノゾミちゃんが言っていた昨日の?」

質問をした星ボンさんが指を差しているところには、生形さんがいるのだろう。

「そうです、昨日の彼女です」

あたしは星ボンさんの質問に答えた。