「薄着の季節になったうえに、暑いから聞いているんだよ。

星ボンは男なんだし、ノゾミちゃんの胸にそそられない訳ないでしょ?」

そう言った上野さんに、
「本当にさわられていませんってばー!」

と言うか、さっきから胸の質問ばっかりじゃないの!

「ノゾミちゃん」

安部さんがあたしの名前を呼んだと思ったら、
「――んっ…」

あたしの唇に、安部さんの唇が落ちてきた。

「あっ、安部くんズルい」

上野さんもあたしの唇に、
「――んっ…」

自分の唇を落としてきた。

これじゃあ、晩ご飯が朝ご飯になっちゃうよー!