「まあ、最初のうちだけじゃないかな?

相手は女の子だったしね。

2、3日は…まあ、長くても1週間我慢すれば、相手も飽きると思うよ」

そう言った星ボンさんに、
「そうですね」

あたしは首を縦に振ってうなずいた。

もしこれが男の人だったら警察に相談しようと言う話だけど、相手は大学生の女の子だ。

それに、どこか流行に敏感な感じもするし。

「じゃあ、また」

「ありがとうございました」

星ボンさんに向かって手を振ると、星ボンさんもあたしに手を振り返してくれた。

「さて…」

星ボンさんを見送ったことだし、中に入ろうと思ったら、
「ぎゃっ!」

あたしは驚いた。