「いつも思うんだけどさ、ノゾミちゃんの胸って結構柔らかいよね。

デカいうえに柔らかい胸って、好きなんだよね」

「そ、そうですか…」

だから何だと言う話である。

「もう虜になってるかもな。

胸に顔を埋めて窒息死してみてーって感じ」

そう言い終わったと思ったら、あたしの躰は上野さんの方に振り向かされた。

「やっ…!」

「んっ…」

短く悲鳴をあげたあたしを無視するように、上野さんはあたしの胸に顔を埋めた。

「すっげー柔らかい…」

ギューッと、背中の骨が折れるんじゃないかって言うくらいに抱きしめられた。