九回目、私は身体能力が異常に発達した。


アルビノの奴もそうだった。


十回目、私は奇妙な力を手に入れた。


アルビノの奴も私とは違う奇妙な力を手に入れた。


その力が何なのか、まだ私は知らなかった。


ただ、この力でもってしても私の無力感は拭えなかった。