「そう」




軽く、小さくリズムよくでた返事

一瞬の沈黙は私には一時間くらいに思えた






『正直、告白するのは怖くてできませんでした』


『友達以上恋人未満の関係。そんな関係を崩したくはありませんでした』





怖い、
だけど息をするみたいに、自然に言葉が一つ一つ出てきた





『だけど、向こうの気持ちを知って、伝えようと思いました…って向こうの気持ち知ってからじゃ遅いですけどね…』




ていうか未だにタカが私の事好きってことがわからない、ていうかありえない


え、ちょっとまって?!
私の勘違いとかめっちゃ恥ずかしいんだけど!




『きっ気持ちって言っても本当かわからないんですが…』




「愛されてるねー。こっちゃん」