「ていうか、気づかねーお前もバカだろ………。好きじゃなかったら電話つけっぱなしでもほっとくだろ…」







『え、え、え、え。』




わからなかった、表情、行動。

欠けていたパズルのピースがどんどん埋まっていく気がした





夕焼けの真っ赤にした、顔。
晶さんから助けてくれたあの日
サッカーを見に来てって言ったのも
女子は私しか話さないのも







全部、私が、好きだから………??






『りっくん。私、行ってくる』



「おう。いってこい」















私は無我夢中に走り出した


大好きな彼の元へ






『タカ………待っててね………!』