『やっぱりっくんは笑顔が一番だよ』
りっくんの笑顔は太陽みたいな笑顔だ
皆んなを幸せにする、笑顔。
「何言ってんだよ。はずいっつーの」
『本当の事だよ?』
りっくんは恥ずかしいのか
「うるせぇ」といいながら
両手で顔面を覆った
両手ってところが女の子みたい
「ほら、ご飯できたわよ」
「ほら、食べよーぜ?」
『わかってる!』
私達は隣の席にすわった
…わぁ。
隣に座っているりっくんの顔は
だいぶ目線の上にあった
身長が高いの?
あ、足が短いのか!
…って我ながら失礼なこと言う
「いただきます。」
また、ぼーっとしてた!
私は急いで両手を合わせてりっくんの後に続いて話した
『あ!いただきます!』