晴が指さした先は
綺麗な栗色の髪の毛が肩下まである
目がくりくりしてて、小さい子
ふわふわした感じで
女の子の私でも可愛いと思ってしまう
『ひゃ〜可愛いね〜っ!』
「そう?」
晴は目を細めて私を見てくる
晴が人の顔に対してはスパルタだからな
晴が可愛いとかかっこいいって言う人は本当にモデルみたいに美しい人
『可愛いとおもうけどなぁ』
「あ、こっち来るよ」
あの可愛い子…小さくて可愛いのでリスちゃんと呼ぼう
リスちゃんは背の高いお友達を連れて歩いてきた。
多分私たちの前の席に座るんだと思う
「あ。大西くんとは今年も出るの?」
お友達さんはキラキラしたあのポスターを指差してにやにやした
まぁ、出るんだろうねぇ。
「え?あれ?ぁー。ぁはは」