「目が欲しがってる目だよ」



ほれ。と言って水を私の膝におく優しい人







『い、い、いただきます…』






……自分に負けた


私はペットボトルの蓋を開け水をごくごく飲んだ





乾いた喉にしみる水はより一層水を美味しくさせた





「美味しそうに飲むね」



微笑みながらこっちを見る









…恥ずかしい。



『すいません。美味しかったもんで…』






「うん。可愛かったからいいと思うよ」





『かわ…?!ぶっ』





私は驚きのあまり水を吹いた