理科室に時間間に合ってついたのはよかったけど
……内容が頭に入ってこない
私はシャーペンを回しながら
さっきの事を思い出した
さっきの人は誰?
タカの好きな人?
本当に幼なじみ?
付き合ってる人?
………………。
…………あぁ!もうめんどくさい!
私は雑念を消すように頭をブンブン振った
コツンッ
『痛っ』
もーっ何⁈
頭に当たったのは紙を丸めたもの。
私はそれを拾い広げてみる
うわ。今配られた理科のプリントじゃん
…て、あれ?
裏にはメッセージが書いてあった
“優。小市くんの側にいた女はきっと彼女とか好きな人とかそんなんじゃないと思うよ。あんたならネガティブに考えてそうだから言うけど、もっとポジティブに考えなさいよ。頑張ったらあんな女なんかより100倍可愛くなれるって”
『晴…』
私はすぐに理科のプリントに返事を書き
ぐしゃぐしゃに丸め晴になげる