タカとメールした次の日
「ねぇ。優…あれ、小市くんじゃない?」
次は理科で理科室に向かっている時
晴はタカを見つけ指さした
『え?どこどこ?』
…って、えええ?
晴が指差す先のタカは
知らない女の子と面白そうに話していた
『え、あの子誰…。』
「こっからじゃよく見えないね」
私たちは2階。
タカは1階にいる。
窓からじゃ顔がはっきりわかんない
『…あ。』
私は昨日のメールを思い出した。
〈優って趣味とか欲しいもんとかないの?〉
このメールもしかしてあの女の子のために?
その子に聞けないから私に?
「優大丈夫だって。幼なじみとかだよ」
違う。幼なじみなんてタカは関わらない
「優、行こう?」
「優‼︎‼︎‼︎」
びくっ
『あ、ごめん…』
「大丈夫だから。行くよ。」