キーンコーンカーンコーン…….

よし、HRも終わったことだし
帰るとするか…




「瑞希ちゃん!一緒にかえろー?」

「あぁ、いいぞ。」

こいつは幼馴染の渡辺しおん。
親同士が友人だから、赤ちゃんの頃から一緒にいる1番安心できるやつだ。

「瑞希ちゃん、もう高校生活慣れた感じ?」

「あぁ、まぁ中学の頃よりはマシかな。」

「そーいえばねっ、こ…
「「「「忍くーん!!!!」」」」

なにやら校門のところに人が集まっているが、一体なにがいるんだ??

「あー、瑞希ちゃん あれは他のクラスの川上忍って言って、女子に絶大な人気を誇ってるんだよ。この前も廊下の陰で告白をみたよ。」

「そんな奴が現実にいるんだな…」

「瑞希ちゃん…まぁ人それぞれかな」

ふーん、真っさらな黒髪のストレートヘアで二重まぶた、オマケに女子への気遣いが完璧、なんでもできるスーパー生徒とゆうわけだな…

ふいっ…

まぁ、私にはミジンコほども関係ない存在だがな。


「「「忍ー?きいてるー?」」」

忍は黙って校門の外を目で追っていた。