外に出ると、春の朝の冷気が私を包みこんだ。

嫌いじゃないな。



寒いだろうと思ってしてきたマフラーに顔を埋め、ブレザーのぽっけに手を突っ込みながら歩いて行くと夢学が見えてきた。