「ご注文はお決まりでしょうか・・・」







隣でメニューを見てる女の子を他所に、琉珂と目が合う。





「あ・・・・」




「心・・・・」



琉珂が何かを言いかけた。






(名前、呼ばれるのかと思った・・・)






「あ、店員さんのオススメはなんですかー?」





「本日のオススメは、こちらのケーキセットになります」





応えようとしたあたしの代わりに、手塚君がまた応えてくれた。






「じゃあそれくださーい。琉珂もそれでいいよねー?」




「ああ」