「じゃ、次のお客さんが来たら、最初に席に案内して、注文とってみて」





結構繁盛してるみたいで、お客さんが入ってくる。




「いらっしゃいませっ！ご、ご注文はお決まりですか？」





「先に席に案内」





手塚君に言われて、席に案内するのを忘れてたということに気づく。





「あ、すみませんっ！こちらへどうぞ」




「ご注文はお決まりですか？」




お客様にメニュー表を渡しながら、伝票に書き込む準備をする。




「じゃー、りんごのシュトゥルーデル に、チョコレートケーキとフルーツケーキで」



「りんごのシュトゥルーデル に・・・・あれ、なんでしたっけ？」




「チョコレートケーキとフルーツケーキですね」



またも手塚君に助け舟を出してもらって、注文はとることが出来た。