「それで・・・そいつ、あんたの事好きっぽいんだよ。何回もあたしに心乃のこと聞いてくるから、脈アリだとあたしは踏んでる!」




「えっ!? なんで私?話したこともないよ?一緒のクラスにだってなったことないのに・・・」



「そーんなのは!実際に会って、話してみてからでも遅くない!
あんたは、十分可愛いし大丈夫よ!」



何が大丈夫なのか全然わかんないよっ!




第一、あたし浮気するなんて一言も言ってないし!!!




「お待たせしました。これ、サービスな。今回は特別にタダで食わせてやる」




お皿にはケーキが三つ。





ショートケーキにレアチーズケーキ。





シンプルなのにとてもおいしそう・・・





一口頬張れば、口の中に甘さが広がって、幸せな気持ちになる。






「バイトが足りなくてさ。心乃も暇なんだし、一緒にバイトしようよっ!ね?」





このケーキのおいしさに負けたって言う不純な理由だけど、放課後は暇だし、バイトしようかな!