「有川。友達連れてくるのはいいが、何か注文はないのか?」





七尾ちゃんの背後から、コックコートにコック帽、黒のロングエプロンに身を包んだ男性が現れた。





すごく身長が高くて、なんていうか・・・大人の色気?みたいなのがプンプンですごい・・・




「あ、羽流さん。この子が昨日話した、あたしの心友の心乃です」




「ああ、この子か。ここでバイトしたいっ言ってた、お前の友達は」




「えっ!?バイトって・・・」




あたし、そんなこと一言も言ってないんだけどっ!