「おっはよー」





長い廊下の一番はじっこに、『2ー5』と書かれた教室のドアを開ける。





まだ朝早いためか、少人数しかいなかった。





「あ、未蘭!!おはよっ、早いね?どした?」






私を見て駆け寄ってくる心友のりり。





その様子は構ってくれない仔犬みたいで可愛らしい。





「お母様…お母さんと朝食食べてたからかな」





「へぇ~だからかぁ…どう?楽しかった?」






満面の笑顔で私を見るりりは真っ白で、清潔。





それに比べて私は







「う……ん」