よくある長テーブル。





その奥に、私の母親………お母様。





この無駄に広い大食堂に私と母様2人だけ。





この大きな部屋に響くのは、カチャカチャとなる私の皿の音だけ。





「……未蘭、もう少し音をたてずに食べなさい。はしたないわ。」





「……はい、申し訳ありませんお母様。」





さっそく目をつけられ、ダメ出しを言われる。





こんな生活に嫌気がさしていた。