「すいません、本当にすいませんでした。」





「えっ、い、いや……」




この事お母様にバレたら怒られるかな、いや




追い出されちゃうかも。




嫌だなぁ……




皆にバレないように椅子の上で土下座をする。





「や、頭上げてよ」




「でも」




「いいってば。」




杏ノ原奈乃様に強制的に頭を掴まれ、上げられた。




「あ、杏ノ原様にた、大変なご無礼を」




「そういうのいい。僕、君のこと嫌いになるから、やめて。」




それは困る。




我会社の危機になっちゃうし。





「華季とは長い付き合いだから、結構知ってるよ」




「あ、それはありがとうございます。私たちの方も杏ノ原様との関係に亀裂をいれたくない故、よろしくお願いします。」




その後、意外と話が進んで、授業なんて放ったらかしになって




先生に怒られましたよ。