- ランクイン履歴
青春・友情50位(2017/07/17)
書籍化原作
- 作品番号
- 1064216
- 最終更新
- 2017/05/25
- 総文字数
-
101,600
- ページ数
-
175ページ
- ステータス
-
完結
- PV数
- 307,951
- いいね数
- 23
- ランクイン履歴
青春・友情50位(2017/07/17)
2017/7 スターツ出版文庫より発売予定
※こちらは修正前の内容です。
文庫版はこちらから大幅な加筆、修正をしております。
夢を諦めた
元エーススプリンターと
校内一の有名人な
美形宇宙少年
誰にも内緒の小さな絆で
壊れた世界に光を灯す
【真夜中プリズム】
この作品のレビュー
2015/02/21 18:25
無数の星が示すもの
とある事情で、夢を諦めた主人公。
世界の広がりを感じたあの瞬間。キラキラ輝いていたあの日々。
失って、くすんだ空の中で必死に踏ん張っていた。
あの時自分は輝いていたのを、知っている。誰かの目に、映っていたことも、知っている。だからこそ、隠れていたかった。輝くその世界では、今の自分は惨めに思えるから。
なにかを見つけることは、とても難しい。けれど、間違いなく主人公はそれを手にしていた。だから、余計に失ったとき、もうなにも得られないんだと、知ってしまっている。
それでも、見つけることはできるんだと、教えてくれる人がいた。手放したものもあるけれど、だから、見つけられたものもある。
彼の示すその先には、無数の星がある。それをみつけることは、いつだって誰だって出来るんだと、読んでいる私にも、教えてくれました。
とある事情で、夢を諦めた主人公。
世界の広がりを感じたあの瞬間。キラキラ輝いていたあの日々。
失って、くすんだ空の中で必死に踏ん張っていた。
あの時自分は輝いていたのを、知っている。誰かの目に、映っていたことも、知っている。だからこそ、隠れていたかった。輝くその世界では、今の自分は惨めに思えるから。
なにかを見つけることは、とても難しい。けれど、間違いなく主人公はそれを手にしていた。だから、余計に失ったとき、もうなにも得られないんだと、知ってしまっている。
それでも、見つけることはできるんだと、教えてくれる人がいた。手放したものもあるけれど、だから、見つけられたものもある。
彼の示すその先には、無数の星がある。それをみつけることは、いつだって誰だって出来るんだと、読んでいる私にも、教えてくれました。
2015/02/19 06:15
ネタバレ
宝物のような輝き
快晴の空の下、かつて誰よりも速く走った昴。エーススプリンターとして広がっていく世界で、どこまでも飛んでいけると思った。でも目指していた光は、非情にも見えなくなってしまう。
そんな彼女が出会った、星が好きな真夏。何も知らないはずなのに、温かく優しい言葉をくれた。
真っ暗で広がらないと思った世界。でも目を開けて見上げれば、確かにそこには光がある。
青い空の下、きみが見つけてくれたあたしの光。星空の下、今度はきみがあたしの目印の光になる。また光は見つけられることをきみは教えてくれた。
速く走れなくても、今度はきみとこの始まったばかりの世界を進んでいこう。
全く同じ経験がなくても、痛く悲しい昴の気持ちに頷き、一緒に真夏くんの言葉に救われて導かれていきました。心の奥底に染み渡る描写に、何度も涙が浮かびました。
昴と真夏の光。大切にしたい宝物が一杯詰まった素敵なお話。ありがとうございました!
2014/10/13 02:30
自分の事はよく見えない
いつも周りが眩しくて、キラキラしていて、それが何より羨ましくて。だからこそ、それに向かって手を伸ばす。そこにある煌きを掴もうと手を伸ばす。
……けど本当は自分だって輝いてるんだと、そう教えてくれる、そんなお話。
空を見上げれば星は瞬いている。
それは決して一つでは無く、例え見えるものが一つだけだとしても、本当は沢山の輝きがそこにはある。
それは星に限らず、人も同じではないでしょうか。
その輝きは万人には見えなくても、見える人にはちゃんと届いてる。
その輝きは今はまだ見えなくても、いつか何処かで輝き出す。
このお話には、そんなキラキラ輝く星が沢山散りばめられています。
それは時にキュンとしたり、時に心を締め付けたり、時に涙となって溢れ出たり。
是非あなたもあなたの中のキラキラを探しに行って(読んで)みて下さい。
私は凄く大好きなお話でした。
いつも周りが眩しくて、キラキラしていて、それが何より羨ましくて。だからこそ、それに向かって手を伸ばす。そこにある煌きを掴もうと手を伸ばす。
……けど本当は自分だって輝いてるんだと、そう教えてくれる、そんなお話。
空を見上げれば星は瞬いている。
それは決して一つでは無く、例え見えるものが一つだけだとしても、本当は沢山の輝きがそこにはある。
それは星に限らず、人も同じではないでしょうか。
その輝きは万人には見えなくても、見える人にはちゃんと届いてる。
その輝きは今はまだ見えなくても、いつか何処かで輝き出す。
このお話には、そんなキラキラ輝く星が沢山散りばめられています。
それは時にキュンとしたり、時に心を締め付けたり、時に涙となって溢れ出たり。
是非あなたもあなたの中のキラキラを探しに行って(読んで)みて下さい。
私は凄く大好きなお話でした。