「佐々木くんは、どう?」

「ん、もうほとんど講義とかないし親父の仕事手伝ったりしてる。つっても雑用だけど」



佐々木くんは、
今年大学4回生になって。

将来に向かって
突き進んでる。


「………」

「………」


そして訪れた沈黙。

な、何か話さないと!
じゃなくて、

あたしはこの日のために
言いたいことを考えてきたんだ。


言え、あたし!


「さ、佐々木くん!」

「何?」