カタン…


「心配すんなって言ったろ。コイツが無理したら俺が止めるから」


千紗の隣に
当たり前のように座る佐々木に

立夏の目が見開く。


千紗がムッとした顔で、
佐々木を睨んだ。



「あたし子どもじゃないし、佐々木くんのお世話になりませんよーだ」

「うっせ。いつもピーピー泣いてたくせに」

「なっ、だからもう泣かないってば」

「ふーん」



2人の雰囲気に
立夏がぷっ、と吹き出すように笑った。

そっかそっか、
何だかんだ仲良しで居てんだ。


「佐々木ってさー、他に友達作んないの?」

「ちょ、立夏ストレート過ぎ」


そりゃあたしも気には
なってたけど…

佐々木くんはもう
あの頃とは違うし…


「俺、コイツの世話で手いっぱいだから」

「!?//」