喜ばせたい。


そう思った瞬間。


大きな砂時計は下にあった砂を上に移動させて


サラサラと音を立てこぼし始めたんだ…。


それはー…


俺への命のカウントダウンの始まりだった。


この時の俺は…


まだそのこぼれ始めた砂の音に気づけずにいたんだ…。