「、何言って…」


「君、名前は?」


「警察に連れてく気?」


「…いや?君が昔の俺に似てるから、助けたくなっただけ。」


「買ってもらっても何もお礼できませんから。」


「いいよ。俺の勝手な好意だから。」


変な人。私なんか助けたっていいことなんかないのに。
                   

「…どうも。」


「名前。教えてよ」


俺も教えるからと微笑む男。