羽田さんと付き合い始めて1ヶ月が過ぎた。羽田さんは本当に優しくて、私も心を開いていた。
ある日。ケータイが電話を知らせる。
私はちょうど1人で買い物に来ているときだった。


「もしもし…お姉ちゃん?どうしたの?」


「おか、お母さんが…道に倒れてたって…か、階段から…落ちたみたいで…と、とにかく、○○病院まで来て…」


「え…、わかった。すぐいく……」


階段から落ちた?
お母さんが?なんで?階段を降りるときは手すりにつかまって、一段一段慎重に降りるのに。
まぁ、とにかく病院に行かないと。
私は小走りで病院に向かった。


ガラッ


「お母さん!」