「警察…?」


「奥様はいらっしゃいますか?」


「えぇ、まぁ…」


「代わってください。」


「お母さん。警察だって…」


「警察?…もしもし」


一瞬の出来事で、何が起きたのか分からなかった。
次の瞬間、お母さんは床に崩れ落ち、声を上げて泣いた。


「いやぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」


「お母さん!?どうしたの!?」


「そんなっ、そんなのっ!!ウソよねっ?!ウソなんでしょぉっ!?」