琴&篠(1年前)


琴「入学してもう3カ月か…」


あたしは今屋上にいた。学校が離れてしまっている今このお昼休みの電話だけが梓と律くんを結んでいてくれるのだ…邪魔はしたくない


バァァァンッ!!!!


琴「!?!?!?」


?「お願い!君の声を聞かせて!!」


………はぁ?この人頭おかしいのだろうか。こうゆうのはかかわらないのが一番だ


あたしは屋上を出ようとした…けれど


?「待って!お願い!!声を…声を聞かせて!!!」


琴「…………」


頭おかしいを通り越して怖くなってきたわ…逃げなきゃ


?「待って!君をずっと探してたんだ!話だけでも…話だけでも聞いて!?」


この人…すごくきれいな声をしている


あたしはコクリとうなずいた


?「!!ありがとう!俺は古川篠(18)3年生だよ。実はこの前廊下ですっごくきれいな声を聞いたんだ。もう一度聞きたいと思ってその人を探してたんだ、1か月まえから。もう見つからないかと諦めてた時、あの時の声が聞こえたんだ!で、きたってわけ。」


……ちょっとまってよ?ここ屋上よ?それなりに天気も良くていい風が吹いてるわ