タ「ハルカ、大丈夫?…!!!」


タロウがものすごく驚いた表情であたしを見た。


「え?ナニ?」


ア「ハルカ、ほっぺのとこ、血が……あ゛っっ!!」

アイコとヒトミが両手で顔を覆う。が、指の隙間から目だけはしっかり出していた。


エミはポカンと口を開けている。


あたしは何が起こったのかすら解らず固まっていた。

……


タロウがあたしの頬にキスしたのだ。