また頭から爪先まで舐めるように見て一言。


アサコ「…全く最近の下級生は粋なのが多いね」


…そりゃどうも。笑


カオリ「さぁてどうしようか。」


マキ「二度と見られない顔にしてやろうか?ふふん」


やば…本気!?


「は…離して下さい。」


マキ「マサトと別れるって土下座してうちらに謝ったら許してやるよ!」


昨日の今日でそんなこと言うか!


つうか何で土下座なんか…


謝る必要性がない。


「それは……絶対嫌です。」


マキ「そうか!!よーし、歯ァくいしばんな」


カチカチカチ…


マキはポケットからカッターナイフを取り出してあたしに近付けた。


武器出すなんて卑怯…


「た…すけて…」


カッターの光る刃先を見て怖くなったあたしの声は震えていた。



ねえ…いるんでしょ?