最後に残されたあたしと王子。


『うわ〜このシチュエーションは緊張する』


「ハルカちゃん?もう少し待ってて。迎え呼んだから」


「え?でも…」


「気にしないで。送っていくよ。」


く〜〜。堪らない優しさ!然り気無い気遣い!さすが王子。


…その時、誰かの視線を感じてふと目線を遠くにやると…。


傘をさしたタロウが立っていた…。


あれほど今日は来るなって言ったのに!!


早速約束破って!!