「じゃぁエミ、二人で帰ろっか」


エ「そうだね、じゃあ…」

ケ「待って、さっきのしりとりの続きしよーよ」


ケンイチがエミを引き留める。


エ「またしりとりぃ!?…しゃあない、付き合ってあげるよ。」


と、言いつつも、エミもまんざらでもない様子だ。


ケ「よっしゃ!んじゃ駅前の漫喫いこーよ♪」


エ「あ、読みたい漫画あったんだ〜」


エ、エミまで…


エ「二人っきりにしてあげるんだから、頑張りな」


小声で耳打ちする。


「えぇ〜いきなり二人とか無理!」


エ「うだうだ言わずに!女は度胸だよ!じゃあね〜」


ヒラヒラと手を降って、二人は夜の街に消えて行った…。