「この子も…もう…」


おばあさんは言葉を詰まらせた。


…死んじゃうの?


「あなたに看取って頂けたら…きっと幸せだと思うわ。…こうしてあなたが訪ねてきてくれて、きっと喜んでいるでしょうね」


「おばあさん…あたし…。タロウに…何度も会いました。タロウが…会いに来てくれたんです。」


「?」


あたしはおばあさんに今までのことを、全部話した。