「確かにそうかもしれません。でも『じゃあなに。俺を楽しませてくれんの?俺を満足させれんの?』
...初めて見た。こんな怖い顔の先生。
「満足させれますよ。じゃあお試しで1ヶ月間付き合ってください。満足させますから。」
止まらない。断られるのになに言ってんだろ。やだ。どうしよう。
いいよ。そう言い放ち私に紙を渡す。
「ほら、携帯番号。」
それだけ言うと先生は教室のドアへと向かう。
気をつけて帰れよお子ちゃま。手を振りながら先生は行ってしまった。

静かな教室に私の心臓の音が鳴り響いてる気がした。
茜色の空も少し暗くなってきた。
6/14午後18:37分。
ここから私と佐藤先生の恋(仮)は始まる。