そう、だけど。
だけどこれは単に名字の並びと区切りがよかったからで。

レクリエーションが終わり部屋へと向かう。その部屋割りが…。

杏と杏の友達、美桜。後は見たことない子3人。
私は、心臓に持病を抱えていて1階から6階まで階段を上り少し呼吸が乱れていた。

「ちょっと、莉央(リオ)大丈夫?」

「う、うん…」

声をかけてくれたのは案の定、杏だった。

そして私の横にいた目がぱっちりした女の子が背中を擦ってくれた。

「ありがとう」

少しか細い声だったけれど返事を返せた。

呼吸が整った頃、夕食の準備が出来たらしく会場に向かった。