「はい、席つけー。ホームルーム始めるぞー」
扉を開けて入ってきたのは担任の本多 誠─honda makoto─先生
「先生ー、転校生来てるんですかー？」
「はいはい、来てるよ。一年弱の短い付き合いになると思うが、仲良くしてやってくれ。相澤、入れ」
そう言うと、扉の影に隠れている人に合図をする
「相澤 弘幸─aizawa hiroyuki─です、宜しくお願いします」
扉の影から現れたその人は、教卓の前でかったるそうに挨拶をした。
「かっこいい♡」「好みかも～」
クラスの女子達がざわざわし始める
まぁ、確かに美形…
ん？どこかで見た事ある様な──…
そう考えていた時、ばちん。と転校生と目があった
「…あんた、疲れてんね。」
